「咬めること」と「もっと快適に咬める」の違い
―社会保障の見地から―
日本と言う国では、基本的に医療は保険診療で受けることが普通です。
医療系の勉強をするとき、憲法の25条というのを必ず、しっかり覚えさせられます。
25条というのは、「生存権、国の社会的使命」というもので、
「健康で文化的な最低限度の生活」を営む権利=生存権と
社会保障についてかかれている条項です。
社会保険、つまり健康保険とか年金保険とか介護保険、
雇用保険についてはここが源なわけです。
健康保険というのは社会保障の範囲なんだ・・・当たり前のことなんですが、
ああ、そうか。という話。
Aさん、歯がなくなってしまい、咬めなくなってしまいました。
Aさんが健康に生活していくためには、ごはんを食べたり、
話をしたりすることが必要で、歯がなくて咬めないとごはんも食べられないし、
話をしても何を言ってるかよく分かりません。
そこで入れ歯を入れようかな。と考え歯医者さんに行きました。
歯医者さんでは「保険の入れ歯と自費の入れ歯がありますがどっちにします?」
と聞かれました。
「保険の入れ歯は1万円くらいです。自費だと20万円ですよ」と言われました。
「何でそんなにちがうの????自費、高いじゃん・・・・何が違うのかな~???」
―病気になったり、むし歯になったら、保険証を持ってお医者さんや歯医者さんに行きます。
すごく当たり前にお医者さんには保険証を持って行くもの。って、私も
普通にそう考えてきました。今でもそうです。
でも、健康保険というのは社会保障なのでした。
歯がなくなってしまったら、「咬む」という機能を回復する事は
健康な生活を維持するために必要なので、保険がききます。
でも、「咬める」は咬めるのだけれど、何だかちょっと見た目が・・・とか
プラスチックで味が分からないから温度を感じることが出来るように
金属床にしたい。インプラントにしたい。とか、プラスアルファの部分を求めたとき、
それは保険制度の範囲を超えてしまうのです。
付加価値のあるものや審美的(見た目)を追求していくと
それは「健康保険」が提供するべきものとかわってくるのでした。
自費の入れ歯やかぶせもの、インプラントや、矯正は
機能回復をこえた付加価値付きのことだから、保険がきかないのです・・・
でも、それだけにいいこところもたくさんあります。
それについては次の機会に・・・
武内は、最近予防や治療についての相談業務につきました。
診療の合間では説明しきれなかったり、患者さんの希望もあまり聞くことが
出来ませんでした。もっといろいろなことを話し合って、よりよい選択をしていただけたら。
と思います。是非ご相談の予約をお取り下さい。
(DH 武内淳子)
(DH 武内淳子)






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